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健闘光った欧州組 冬のW杯へ鍵握るクラブの活躍 - 産経ニュース

サッカー欧州主要リーグの2021~22年シーズンが閉幕した。今季は日本選手が名門クラブで定位置をつかんだり、タイトル獲得に貢献したりと健闘。欧州組の充実は、開幕まで半年を切ったワールドカップ(W杯)カタール大会での日本の躍進に欠かせない。

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歴史に名を刻んだのは、日本人として20年ぶりに欧州リーグ(EL)を制覇した鎌田だ。ドイツ1部のアイントラハト・フランクフルトで攻撃の中核を担い、世界最高峰の欧州チャンピオンズリーグ(CL)に次ぐ格付けのELでは、全13試合で5得点。日本代表の森保監督も「攻撃能力を強度高く、上下動しながら発揮するレベルが上がった」と評価する。

23歳で代表のセンターバックを担う冨安は、イングランド・プレミアリーグの名門アーセナルで絶大な存在感を見せた。昨夏の移籍直後に右サイドバックに定着し、デビューからリーグ8戦無敗に貢献。冬場から筋肉系の故障に悩まされるも、1対1の強さや判断力の高さなどで、目の肥えたサポーターの心をつかんだ。

欧州移籍1年目の古橋は、スコットランド1部のセルティックで3カ月半の故障離脱を強いられながら公式戦計20得点。抜群の抜け出しと鋭い得点感覚は欧州でも光り、チームを2季ぶりの優勝に導いた。

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W杯アジア最終予選で4戦連続得点し、名を上げた伊東は、ベルギー1部のゲンクでも8得点。ゴール前の駆け引きに磨きがかかった印象で、公式戦計21アシストと攻撃の中心として確固たる地位を築いた。

遠藤航は、ドイツ1部のシュツットガルトで主将として奮闘した。新型コロナウイルス感染で欠場した1試合を除く33試合で先発。ボール争奪戦の勝利を示すデュエル数では2季連続でリーグトップに輝いた。最終節では1部残留に導く決勝ゴールを決めるなど、心身のタフさが光った。

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不完全燃焼に終わった選手もいる。南野は、選手層の厚いイングランド・プレミアリーグのリバプールで満足な出場機会を得られなかった。リーグ戦は出場時間224分にとどまり、先発は1試合のみ。国内カップ戦は計9試合7得点と勝負強さを見せたが、終盤の重要局面ではベンチ入りすらままならなかった。

シーズン序盤、膝の負傷に泣いた久保建は、スペイン1部で下位に沈んだマジョルカで定位置をつかみきれなかった。代表主将の吉田も監督交代と故障が重なる不運もあり、イタリア1部・セリエAのサンプドリアでリーグ中盤から出番が激減した。

今回のW杯はカタールの酷暑を避けるため、欧州のリーグ期間中の冬に開催される。日本代表は大会直前に行ってきた恒例の事前キャンプを行わない見通しで、森保監督は「選手は(新シーズンも)所属クラブでレギュラーを取って、いい状態を作っておいてもらいたい」と求めている。(川峯千尋)

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