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「自転車に鍵」学生啓発 津駅前 同世代に呼びかけ - 読売新聞オンライン

 駅近くに止めた中高生や大学生の自転車が盗まれる被害を防ごうと、県警は、学生ボランティアらの協力を得て啓発活動を行った。自転車盗は前年同期より1割以上多く発生しており、被害者の多くが生徒・学生で、無施錠だった。三重大生らが17日朝、津駅のそばで「通学時間は余裕を持って、自転車には必ず鍵をかけて」と呼びかけた。

 県内で自転車が盗まれる被害は、5月末までに、前年同期比47件増の440件(暫定値)が発生した。刑法犯認知件数が5月末までで2903件(前年同期比48件減)と、過去最少だった昨年(7410件)を下回るペースになっているのとは対照的だ。

 県警生活安全企画課によると、自転車盗の被害者は高校生40%、大学生15%、中学生8%と、6割以上が生徒・学生で、約半数が駅の駐輪場で盗まれた。このことから、「鉄道で通学する生徒・学生の自転車」が、主なターゲットになっている実態が浮かぶ。

 さらに、盗まれた自転車の無施錠率は、昨年の62・3%から今年は68・2%と悪化している。同課は「学生らが施錠せずに駐輪することが原因の一つ。若い世代には、同世代の声が響くはず」と考え、県内の大学生らでつくるボランティア団体「 若樫わかがし サポーター」に協力を要請した。

 17日朝、若樫サポーター13人と警察官10人が津駅前に立ち、「自転車に鍵をかけましょう」と書かれたチラシを通学する中高生らに配った。若樫サポーターの一人で、三重大教育学部3年の辻 朱里あかり さん(20)(津市)は、2月、無施錠のまま最寄り駅の駐輪場に止め、盗まれた苦い経験がある。「施錠していれば」と強く後悔しており、慌ただしく駐輪する学生に「急いでいても、必ず鍵をかけてね」と呼びかけていた。

 同課の高浜将一・課長補佐は「鍵をかけるだけで自転車盗は確実に減少する。ワイヤ錠を使うなど、二重鍵(ツーロック)を心掛ければ、防犯効果はぐっと上がる」と呼びかけている。

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