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現状打破の鍵はチャンスメーカーの脇役化 J1福岡長谷部監督30日セレッソ戦厳しいゲームおっで ... - nishispo.nishinippon.co.jp

 J1アビスパ福岡は30日、アウェーでC大阪と戦う。リーグ戦7戦未勝利4連敗で12位に後退した福岡に対し、5位のC大阪は2連勝中と上り調子。長谷部監督は「厳しいゲームになると思います」と覚悟を口にした。

 「厳しい」のは相手だけではない。福岡はボランチで主力を担っていた中村が右太ももの肉離れで離脱。センターバックの宮も欠場が続くなどけが人が続出している。前節の神戸戦でもセンターバックの三国が負傷交代。長谷部監督は「厳しい状況ではありますね、全体的に。現状、福岡は厳しい状況です」と同じ言葉を繰り返し、危機感をあらわにした。

 未勝利の7戦中5戦は現在のトップ6と対戦。次も5位の難敵が相手と試練が続く。それでも長谷部監督は「メンタル的にそういうのに屈してはいけない。そこ(強敵)に向かっていくというスタンスを取っていかないと」と前を向く。苦境が続く戦いの中でも「五分五分に持っていけるゲームが増えてきている。これまで以上に(試合で)チャンスをつかめるように、と選手に話しています」と明るい光が差し込んできていることも強調した。

 試合中のチャンスをさらに増やし、ゴールネットを揺らすため、鍵になるのは紺野和也(25)のプレーだ。右サイドでボールを保持し、ドリブル、クロス、シュートと変幻自在の動きを見せるレフティーの相手マークは日に日に厳しくなっている。

 「(紺野が)プレーの幅を広げるのも大事だし、違う選手が活躍することも大事。(プレー中にいる)近くの選手が活躍を横取りじゃないけど、主役になる。紺野が脇役になるような場面も必要。選手たちは分かっていて、少しずつ良くなっていると思います」。さらに連係の強化を進めて連敗脱出を目指す。(向吉三郎)

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