国内最大級の弥生時代の集落跡として知られる田原本町の唐古・鍵遺跡から出土した土器などを3Dモデル化し、インターネット上で公開するサービスを町の博物館が始めました。
田原本町にある「唐古・鍵考古学ミュージアム」では、博物館で展示されている唐古・鍵遺跡の土器などおよそ90点の貴重な文化財についてさまざまな角度から撮影を行い、3Dのモデルを作成してインターネット上で公開しています。
専用のウェブページではマウスなどの操作で博物館の中を歩いているように画面を動かすことができ、展示品をクリックするとその3Dモデルや説明文が表示されます。
この中には▼去年、古墳のほりからほぼ完全な形で見つかって話題になった太鼓をかたどったとみられる埴輪や、▼ネズミの爪痕が残った弥生時代の土器などもあり、いずれもさまざまな角度から見たり拡大したりすることができます。
「唐古・鍵考古学ミュージアム」では「こうした試みを通して展示品に関心を持ってもらい実際に博物館に訪れてもらえればと期待している。学校での出前授業などにも活用していきたい」と話しています。
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