西武、苦しむ左腕の復調が鍵 松井監督「もっと自分のボールを信じて」：「おっ！」でつながる地元密着のスポーツ ... - 西日本新聞me

　◆西武2―4楽天（23日・ベルーナドーム）

　5年ぶりの7連勝で勢いに乗っていた西武にとって2点差はワンチャンスで追いつけるはずだったが、そのわずかの差が重くのしかかった。

　1回、源田の右中間二塁打を足掛かりに築いた2死一、二塁で栗山が先制の右前適時打を放つなどで2点を奪った。しかし、39日ぶりのマウンドとなった先発エンスがこのリードを守れない。4回、伊藤裕の左前適時打で1点差とされ、なおも2死一、三塁で辰己に右翼席への逆転3ランを浴びた。

　エンスは「ストレートが得意な辰巳選手を警戒しながら打たれて、チームの流れを止めてしまった」と肩を落とした。1勝8敗となった左腕について、松井監督は「エンスは慎重にいっている感じ。真っすぐが強いから、もっと自分のボールを信じて投げること」と昨季10勝左腕の復活に期待した。

　8連敗から7連勝したチームの勢いをこの1敗で止めることはできない。反攻の夏に向かって前を向いた。（安田栄治）

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