Search

「ダブルスの鍵は〇〇〇〇!」中国を破ったダブルス名試合を倉嶋前監督がDEEP解説【卓球ジャパン!】|テレビ東京卓球NEWS:テレビ東京 - テレビ東京

【公式】卓球ジャパン!2022年5月14日OA

5月14日放送の『卓球ジャパン!』は、いまや日本の御家芸とも言える「ダブルス」をテーマに、過去日本ペアが中国ペアを破った名試合3選をDEEP解説。

日本男子前監督で、現在は木下グループ総監督の倉嶋洋介氏をゲストに招き、打倒中国の鍵を語ってもらった。

#196 12.jpg

倉嶋氏は全日本選手権で男子ダブルス3回、混合ダブルス1回、計4回の優勝を果たしているダブルスの名手。

「ダブルスはサーブレシーブが7割。そこでどれだけ引き出しを持つかというのが非常に大切」と語っており、今回の3試合でもサーブレシーブに注目してポイントとなるプレーを見ていった。

まず1つ目は男子ダブルス。2013年ワールドカップ男子団体準決勝、中国戦の第3試合、松平健太/丹羽孝希vs王皓/張継科をピックアップ。

「前陣の戦い方、サーブレシーブの技術の多さで中国を圧倒した、すごく印象深い試合」と倉嶋氏も語る一戦だ。

小柄でパワーはないが、前陣でのブロック&カウンタープレーが武器の松平/丹羽。

「強いボールを打たれても2人とも台から下がらない。ブロックしても相手を振り回すことができる」(倉嶋氏)。

男子にわマツ.jpg

加えて注目したのが最終第5ゲームの3-7、松平が見せたフェイントを入れつつミドルに押し込むようにして打ったフォアフリックだ。

「1回体がグッと入ってくるので、強いフリックがフォアに来るかなと思わせてからの逆モーション」(倉嶋)

現在のダブルスのレシーブはチキータが主流であり、だからこそ使う選手が少ないフリックが効果的だと倉嶋氏は語る。特に今回松平が見せたようなナックル系のボールは、スピードこそないが相手のミスを誘えるテクニックだ。

「中国選手は下回転、上回転には強いがナックルのボールには結構ミスが出る」(倉嶋氏)

この一戦、5-10と相手にマッチポイントを握られてから日本ペアが驚異の粘りを見せる。8-10では松平が絶妙なストップレシーブで相手のミスを誘い、9-10では甘くなったサーブをフォアドライブで決めた。

「3連発いいレシーブをされているので、相手はもっといいサーブ出そうと思うとこうやってしくじりが出る」(倉嶋氏)

サーブレシーブで相手を翻弄した日本ペアが大逆転勝利をおさめた。

続いては女子ダブルス。層が厚い日本女子だが、中でも最も中国に近いペアと言えば、伊藤美誠/早田ひなの"みまひな"ペアだ。

「伊藤と早田のコンビはすごくいいです。伊藤が技術と変化で相手をかき回して、決定力のある早田が打ち込むというまさにマッチしたペアリング」と倉嶋氏も太鼓判を押す。

解説するのは世界卓球2021女子ダブルス、銭天一/陳夢との準決勝だ。

みまひな.jpg

みまひなペアで鍵となるのがやはり伊藤のサーブレシーブ。ここでチャンスを作って、早田の強打につなげるのが王道の得点パターンとなっている。たとえば第5ゲーム5-3では横回転系のショートサーブを出して、早田の3球目攻撃をアシストした。

「(相手は)必ず長くしか返せないから短いのがこない」(倉嶋氏)

「横が強すぎてストップできない」(MC平野早矢香)

とスペシャリストたちもうなる巧みなサーブだ。

終盤では伊藤の逆チキータレシーブからの早田の強烈なドライブ。さらに次のプレーでは伊藤が相手の逆をつくバックフリックレシーブで得点。大舞台とは思えないアグレッシブかつ伸び伸びとした台上プレーに「大阪の練習場でやってるみたい(笑)」とMC武井壮も驚きの表情を見せた。

最後は混合ダブルス、ジャパンオープン2019準決勝、張本智和/早田ひなvs樊振東/丁寧。2年後、世界卓球で銀メダルを獲得する"はりひな"ペアが中国ペアを下した記憶に残る一戦だ。

混合ダブルスは、男子選手のボールに対して女子選手がどこまで対応できるかがポイントになるが、男子顔負けのパワープレーができる早田はまさにうってつけ。

一方、張本は男子選手の中では前陣で戦うタイプなので、早田にとっては女子ダブルスと大きく違わず組みやすいというメリットもある。そんな2人のペアリングは、ほとんど練習をしていないのにも関わらず抜群のコンビネーションを見せて中国ペアを追い込んだ。

ゲームカウント2-1でリードした、第4ゲーム9-9の場面では樊振東の豪快なフォアドライブに対して、張本がコースを突いたブロックで得点。

「"樊振東のボールが一番取りやすい"と張本はいつも言っている」と倉嶋氏。

世界王者のボールが取りやすいと感じる張本、さすがは化物だ。

そして日本がマッチポイントとなり、最後は張本の縦回転サーブからの早田の3球目フォアドライブで勝利を決めた。

はりひな.jpg

「張本の下回転がすごく切れているので、相手は短く止めようとしても出てしまう」(倉嶋氏)

やはりここでも最後の最後で勝利をたぐり寄せたのはサーブだ。

3つの試合を見て、改めて打倒中国の鍵として倉嶋氏があげたのはやはり「台上技術」。

「台上技術を今まで以上に引き出しを多くして、強化する必要がある。その中でもすごく中国には効果的なフリック技術が重要」(倉嶋氏)

東京オリンピックでは混合ダブルスで悲願の金メダルを獲得した日本。2年後のパリオリンピック、その舞台に挑むはどのペアリングになるのか。そしてどんなプレー見せてくれるのか、今から楽しみだ。

「卓球ジャパン!」 BSテレ東で毎週土曜夜10時放送

全員.jpg

Adblock test (Why?)



from "鍵" - Google ニュース https://ift.tt/9RHSzcp
via IFTTT

Bagikan Berita Ini

0 Response to "「ダブルスの鍵は〇〇〇〇!」中国を破ったダブルス名試合を倉嶋前監督がDEEP解説【卓球ジャパン!】|テレビ東京卓球NEWS:テレビ東京 - テレビ東京"

Post a Comment

Powered by Blogger.