暗闇に浮かび上がる人影。防犯カメラは、暗がりの中で用心深く犯行に及ぶ“車泥棒”の姿を捉えていた。
ねらいを付けた車を8分間で…
事件は1月8日未明、埼玉県内で起きた。

静まり返る建設会社の資材センターに、不審な人物が現れた。

懐中電灯の光で浮かび上がったのは2人の人影。

狙っていたのは、敷地内に止まっていた営業車だ。

2人はまず、出入り口にかかった鍵を壊して扉を開け、逃走経路を確保した。

そして次の瞬間、車のライトが点いた。

エンジン音を響かせないためか、ゆっくりと動き出す車。
資材センターの出入り口に鍵をかけていたため、この営業車は施錠されていなかった。

その後、ブレーキをかけながらゆっくりと出入口に向かうと、一旦停車。

そこで別の車が現れた。どうやら、仲間が乗る車を待っていたもようだ。

こうして、現場から盗み出された営業車。約8分の犯行だった。
被害に遭った建設会社は、資材センターの出入り口に二重に鍵をかけていた。

被害に遭った会社の社長:
鍵は、けっこう簡単に切られていましたね。数秒という感じじゃないですかね。
え?まさか、みたいなところがありましたね。

約200万円で購入したという車。車体には、会社名が書かれたマグネットシートが貼られていた。しかし、車を盗んだ人物は、逃走する直前に会社名が入ったマグネットシートを剥がして捨てていったという。
その後、別の車も盗もうとしたのか、資材センターに停めてあったトラックにも物色した形跡があったという。
被害に遭った会社の社長:
人目につかないので、泥棒とかに入られやすいのかな。すごく頭にきますね。
警察は窃盗事件として捜査している。
(「イット!」1月12日放送より)
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