「鍵は判断力」チュニジア戦でサッカー森保Ｊ最終調整 - 産経ニュース

１４日にキリンカップ決勝でチュニジア代表と対戦するサッカー日本代表は１３日、会場となる大阪・パナソニックスタジアム吹田で最終調整した。

すっかり打ち解けた様子の選手らは、笑顔を見せながら軽快にボールを回した。チュニジア戦は２週間に及ぶ代表活動の締めくくりとなる。３戦目までの課題を整理、修正して有終の美を飾れるか。森保監督は「積み上げてきたものを試合の中で出せるようにしたい」と力を込めた。

０－１で敗れた６日のブラジル戦で先発した主力組の起用が濃厚。シュートを打つことすらできなかった南野（リバプール）は「攻撃の回数が少なかったのは課題。どう、いい形で攻撃に持っていくか」と思案する。強豪国からも得点を奪えるような攻撃の形を見いだしたい。

複数の選手が鍵に挙げるのが判断力だ。原口（ウニオン・ベルリン）はブラジル戦を振り返り「行けそうで行ったら、相手ＤＦの能力が高くて止められた」と反省する。一気に仕掛けるのか、ボールを握って攻撃を組み立てるのか。「状況に応じた判断の質を上げたい」と遠藤航（シュツットガルト）。意識をすり合わせ、同じイメージでゴールに迫ることが重要になる。

２０年前の６月１４日。Ｗ杯日韓大会で、日本は大阪で開催されたチュニジア戦に勝利し、初の１次リーグ突破を決めた。くしくも同じ日、同じ大阪での再戦となる。「２０年の時を経て、日本サッカーが成長していると感じてもらえるような試合ができたら」と森保監督。Ｗ杯出場国を内容で圧倒し、５カ月半後に迫るＷ杯へ突き進む。（川峯千尋）

Adblock test (Why?)