福島民報社は2日から5日までの4日間、第26回参院選の電話世論調査を実施した。取材で得た情報も加味し、新人5人が立候補した福島県選挙区(改選1議席)の終盤情勢を探った。自民党公認の星北斗候補(58)=公明党推薦=が序盤からのリードを保って優位に立ち、野党統一候補で無所属の小野寺彰子候補(43)=立憲民主党、国民民主党、社民党推薦=が猛追している。調査対象者の3割が依然として投票する候補者を決めておらず、10日の投票日に向け浮動票の取り込みが当落の鍵を握るとみられる。
地区別に見ると、星候補は序盤調査時(6月22、23両日実施)から引き続き大票田である地盤の郡山市を含め、中通りと浜通りで広く浸透している。喜多方市出身の小野寺候補は会津地方を中心に支持を伸ばしている。
支持政党別では、星候補は自民支持層の7割強を固めたが、選挙協力する公明からの支持は4割強にとどまる。野党では維新の約2割、立民と国民のそれぞれ約1割からも支持を得ている。
小野寺候補は立民の7割弱、社民の7割強をまとめたが、国民と共産はともに約5割で支持を固め切れていない。維新の2割強から支持され、自民と公明の約1割にも食い込んでいる。
無党派層は星、小野寺両候補に支持が分かれている。
年代別では、星候補は若年層から高年層まで幅広く浸透し、特に70歳以上と20代からの支持が厚い。小野寺候補は30代から70歳以上まで支持されているが、20代からは支持が薄い。
男女別では、星候補が全候補者の中で女性からの支持が最も厚く、男性からも高い支持を得ている。小野寺候補は30代女性からの支持を最も集めている。40代と50代の男性の支持は星候補と拮抗(きっこう)している。
職業別では、星候補があらゆる分野で浸透しており、特に自営・自由業、契約社員から支持されている。小野寺候補は正社員・正職員、年金・無職などから支持を集めている。
NHK党公認の皆川真紀子(52)、政治団体「参政党」公認の窪山紗和子(47)、無所属の佐藤早苗(62)の3候補は浸透していない。
■福島県選挙区の立候補者(届け出順、敬称略)
皆川真紀子 52 N 党 新
小野寺彰子 43 無所属 新
窪山紗和子 47 参政党 新
佐藤 早苗 62 無所属 新
星 北斗 58 自 民 新
■福島県関係の比例代表立候補者 (敬称略)
岩城 光英 72 自 民 元(いわき市在住)
山口 和之 66 維 新 元(郡山市在住)
岩渕 友 45 共 産 現(福島市在住)
丸本由美子 59 共 産 新(須賀川市在住)
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